マキネッタ+ミルクフローサーでラテアートもどき

旧ブログで一度書いたネタですが、こっちでもう少し詳しく書いてみます。

一般的にマキネッタ(モカエキスプレス)使用ではクレマと言う泡が出来ない為、ラテアートは難しいと言われます。

…で、どれくらい難しいのかやってみないと分からんよねーと言う事で実際にやってみるのです。

マキネッタとは何ぞや

検索で飛んできた人が知らないって事は無いはずですが

こんな感じの、火にかけてコーヒー淹れるやつです。

直火式エスプレッソメーカー、モカエキスプレス、ストーブトップ等とも呼ばれます。

詳しくは前回の記事にて。

 

クレマとは何ぞや

エスプレッソの液面に浮かぶ泡をクレマと呼ぶ。コーヒー豆の油分やタンパク質に由来する甘さの元であると言われ、エスプレッソマシン(英語版)によって仕上がりは異なる。クレマは焙煎したコーヒー豆の中に保存されていた主に二酸化炭素でできている。クレマの色合いは豆本来の色にもよって変わる。 必ずしもクレマが多ければ多いほど良いエスプレッソというわけではない。

From Wiki

braetschit / Pixabay

エスプレッソマシーンを使ってエスプレッソを抽出した際、コーヒーの表面に写真のような泡が出来るんですよね。これがクレマ。

これがある種のキャンバス代わりになって、綺麗なラテアートが描ける訳ですね。

マキネッタで作るコーヒーはこのクレマが出ないのです。

 

何が必要?

マキネッタ、牛乳温めるための入れ物(目盛り付きで電子レンジ使用可能な物があると便利)、ミルクジャグ、ミルクフローサー。

ミルクジャグは注ぎ口が尖った入れ物があれば多分代用できるとは思いますが、その場合は温度計が必要になるかと。

と言うのも、ラテとか作る際のミルクの温度はだいたい67度前後がベスト(70度超えるとミルクの脂肪分が固まり始めてよろしくないみたいです)と習ったんですが、それはステンレスジャグの底を触った時に『熱くてこれ以上触れない』ってなるギリギリくらいのところが丁度良い温度である事が多いので、温度計無くても適温ってのがだいたい分かるんですよね。

これができるのはあくまで熱が伝わりやすいステンレス製を使った場合の話であって、それ以外の素材だと恐らく触るだけで適温を把握するのは難しいと思われます。故に温度計が必要になると。

いずれにしても細かい所までこだわるのであれば確実に適温が計れる温度計はあった方が良いかもしれません。…と言うかこだわるんだったらちゃんとしたエスプレッソマシーン買いなさいという話

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前回の記事でも書きましたが、マキネッタは個人的には(濃い目を1人分作るには)2CUP位が丁度いい感。

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ミルクフローサーはまぁ100均でも売ってそうな気はしつつ
自分は上記の物を使っています。

…電池が妙に入れ辛かったりするんですが、ぼちぼち長持ちはすると思いますで。

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ピッチャーもステンレス製であれば基本何でも良いんでは無いかと思ふ。

 

で、どうやるの?

マキネッタでコーヒー作る

前回の記事を参考してくださいまし。

 

牛乳温める

使う牛乳は割と重要、と言うか脂肪分がある程度含まれているものじゃないとミルクを泡立てるのに苦戦します。

低脂肪牛乳や豆乳の場合、マキネッタ使用でのラテアートは先ず不可能だと思われます。(ちゃんとしたエスプレッソマシーンを使う場合は別。いずれにしても泡作るの難しいですよ)なのでとりあえず低脂肪では無い、普通の牛乳を使ってください。

どれだけ温めるかは牛乳の量・電子レンジによって変わるので、何度か試して自分で適温(上で書いたように、67℃位)になる時間を探してみてください。おおまかには30~50秒の間ですかね。

ちなみに現在うちで使っている電子レンジだと、120cc で30秒、140ccで35秒…でちょうどいい具合です。

温まったら、中身をミルクジャグに移し替えます。

 

牛乳泡立てる

一番大事で、且つ一番難しい部分です。

ここで滑らかな泡が適量作れるか否かが全てですね。おおまかには二段階…

  1. 泡を適量作る
  2. できた泡を細かくする

…の2工程になりますかね。

 

泡を適量作る

適量がどんなもんですか、ってのがまた難しいというか…練習してればそのうちわかります。(ぉ
まぁざっくり言えば泡の厚さがコップ注いだ時に1センチぐらいになれば良いんじゃないかなーと。…注いでみるまでどれくらいの厚さがあるか分からないんですが。

泡の作り方ですが、先ずはミルクフローサーを牛乳の中に突っ込みます。


こんな具合に。…画像が雑とか言う苦情はスルーします。
ジャグの底や側面にフローサーの先端が当たらないようにお気を付け。

また、フローサー先端が表面に出ている状態でスイッチを入れると、回り始めた瞬間にミルクが飛び散ってあなたの服が乳色になりますのでやっぱりお気を付け。

そして回し始めたらばフローサーの先端を牛乳の表面から少しだけ出して、空気を取り込んで泡を作ります。

こんな具合。

この状態をキープしている時間で泡の量を調節します。自分はいつも大体5秒ぐらいでやってますね。

必要な分だけ泡を作ったら、フローサーをまた牛乳の中に入れて且つジャグを傾け、渦を作ります。

イメージとしてはこんな感じ…なんですが、この部分に関しては2次元の絵で表現するのはちょっと無理です。(爆

大事なのはとにかく渦を作り出すことと、それを最後まで保つ事。ジャグとフローサーを色んな角度に傾けてみて、自分なりにやりやすい位置を見つけてください。こればっかりは練習するしかないです。。

コツはフローサー先端が表面に出ないギリギリの位置にキープすること…ですかね。
ただし先端が実際に表面上に出てしまった場合、大きい泡がまた大量にできてしまうので、それを細かくするためにまた渦を作る必要が…とエンドレスになります。

注ぐ

後はマキネッタで作ったコーヒーをコップに注いで、その後に上記工程で泡立てたミルクを良い感じに注げばOKです。

…いや良い感じってどんなんさ、ってのはラテアートの動画を色々探して研究してみるよろし。

 

動画で見てみる

上記全工程が実際どんな感じか動画にしてみました。

…あれです、そもそも注ぎの技術がまだまだヘタレなのでどっちみちそこまで見事な物はできませんけども。

ぼんやりチューリップバージョン

チューリップに何か毛が生えたみたいなバージョン

 

比較的はっきり描けたけど何かバランス悪いバージョン

…完成品と言えるものが無い…

 

そして昔、メルボルンで某バリスタコースを受けていた時に比較的ちゃんと描けた奴。

こちらはちゃんと業務用エスプレッソマシーンで作った物で、線がやっぱりくっきりしてますね。

結論

そんな感じでマキネッタ+安物ミルクフローサーでも一応『なんちゃって』レベルのラテアートは描けますよ、と。

ただちゃんとしたエスプレッソマシーンで作った場合と比べるとどうしても全体的に『ぼんやり』した感じになってしまうのはある程度避けられないだろうとは思います。

これ現役バリスタさんにやってみてほしいなあ…どれくらいちゃんと描けるんだろう。

自分は一時期レッスンは受けていたとはいえ実際に働いた事は無い素人です故、この辺が限界です。笑

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“マキネッタ+ミルクフローサーでラテアートもどき” への2件の返信

  1. この類の記事、最初に伺った頃に目を通して、バリスタを目指されている方なのかな?と思ったんですよね(^^)
    でも、動画は観ていなかったので、あらためて観てみました〜。シャカシャカって作られていましたがラテアートって、難しそうですよね、、、
    ミルクフローサー、IKEAで買ったものがあったと思いますが、まず泡立てるのも意外に難しかった気がします。。それで、使っていないんだったか?それとも、壊れたか?^_^;
    キレイに色々描けるとイイですよね!

  2. 一時期バリスタの勉強をしたことはあって、且つ学校併設のカフェでほんのり職場体験的な事はあったりします。
    が、本気でバリスタ目指したことは無いですねえ。…今の所。(興味はちょっとある

    ラテアートは実際難しいです。
    結構練習しないと綺麗に描けない、と言うか綺麗な泡が作れませんね…

    自分は所詮1日に1、2杯程度しか作らないので上達は遅いですが、30年後ぐらいにはきっと綺麗に描けるようになっているだろうと信じて日々を生きていきます。(?

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