最近 Stuff ネタ多いですけど。
漠然とした説明を記入しただけでちゃんと荷物が届く
ある日、New Zealand Post にこんなアドレスが記入された荷物が託されたようです。
要約すると、
『Cust 村の牛がわっさー居るところの道を上ったところにある、パブだったか何だかの反対にある牧場』
と言う感じですね。
一言、
『知らんがな!!!』
NZの村なんてどこも牧場だらけで牛まみれ出汁!!
と言いたくなるようなアドレスですが。
そもそもこれを受理するNZポスト が先ず凄い。
そして結論は既に見出しで分かると思いますが、これがちゃんと目的地に届いたんですね。
まぁ Cust と言う村は人口400人程度の小さなである事、また Cust Service Centre がフェイスブックに上記写真を投稿した事によって現地ユーザーが場所の特定を手助けしてくれた事があったが故ではありますが。
さすがに大きな町だとこれだけの表現じゃ届かないだろなぁ。
ちなみに送り主はほぼ目が見えない70歳のお婆さんで、牧場に行ったことはあっても住所や家主の苗字が読めなかった為、記憶だけを辿ってアドレスに記入したようです。
お婆さんは裁縫が趣味で友人に良くプレゼントをしていたようで、この荷物の中身も手作りのエプロンとテーブルクロスだったようです。
荷物を受け取った方は『荷物がなんとか届いたと言う事に驚いたし、凄く嬉しかったよ!』と言っております。
ちなみにここの表現で tickled pink.. とあって、ピンクをくすぐるってどういうこっちゃ?と思ったんですが
be tickled pink ..は大喜びする、と言う意味のイディオムのようです。へー。
過去にも同じような事があったらしい
1年前の話になりますが、
『かわいらしい庭のある古い家…大きな一本の角を生やした白いヤギが居る道路の向こう側』
と言うやっぱり
『知らんがな!!!』
NZなんてヤギだらけ毛が刈られた羊だらけで区別つ寒梅!!
と言いたくなるようなアドレスでも、ちゃんと手紙が届いたようです。
庭のある古い家なんて、NZでは8割ぐらい当てはまるんじゃないかって言う。
『一本角』のヤギが大きな目印になったんでしょうが… ユニコーン ならぬ ユニゴート。
他にも『学校の向かいにあるバタフライハウス』とかでも届いたようですね。
とは言え当然届かない事もある
NZポストの広報さん曰く『メインストリートにいる婆ちゃん』とか言う漠然としたアドレスでは、地元民の助けによって届けられることはあるものの、やはり届けらない事もあるようです。
特に最近は住所の読み取りも機械化されてきているようで、ちゃんとしたアドレスを書かないと配達が遅れたり、送り主の元に返却される可能性があるとの事。
その際送り主の住所が書かれていない場合は3ヶ月まで保管された後、廃棄されるようです。
…と言う事でNZならではと言うか、人口が少ないからこそ可能だったと思われる曖昧住所配送ですが、
『よーしそれじゃ自分も試してみるぞー』
とか言ってマイフラット宛に
『新世界のある道をビャーっと行って、ラウンドアバウトだったか何だったかをギューンと周って、坂を上ってだーっと行った所にあるぼっさい家』
などとアドレスに書いてプレゼントを送るのはやめてください。
いやむしろやってみて下さい。
どうなるかちょっと見てみたい!!
…あ、そもそも自分にプレゼント送ってくれる人とかおらんわ。