本日の英語グループのディスカッションはこれでした。
…いや別にディスカッショングループでは無いんですけど。
ひょんな事からニュージーランドの医療システムについての話になったんですが、皆さん結構不満が溜まっていたようで…本題からずれていたけどやたらと話が盛り上がりました。笑
…何か最近NZのマイナス面の話を書くことが多い気がしますが、一応断っておくと自分は基本的にNZ大好きですよ!だからこそ住んでいるわけで。
ただどんな国でも良い面があれば悪い面も必ずあるし、そこを完全スルーしてNZ最高!!とか言うのもアカンと思うのでね。特にこれからNZに住みたいとか思っている人には負の部分もちゃんと教えておかねばならぬと思いまして…
自分は幸いにも体はかなり丈夫な方で病院に行ったことなんて人生で数えるほどしかなく、NZでもシーズナルワークやってて農薬アレルギー発症してまった時に一度見てもらった以外に病院(厳密にはGPと呼ばれる所で病院じゃないけど…後述。)に行ったこと無いんですよね。
それ故今回経験者から色々話聞けたのが面白かったので、今回のネタにしてみました。
目次
前提知識
NZでは何か体に異変があっても、緊急の場合を除いてはいきなり病院には行けません。
まずGP(General Practitioner)と呼ばれる一般開業医に見てもらいます。そこでGPが専門医による治療が必要と判断した時に初めて病院にかかることができます。
詳しくはこちら。
Aさん(フランス出身)曰く⇒ GPが知識不足
GPが病気について何も分かっていない。
この前頭痛がするのでGPに行って見てもらったら、
『私には分からない。とりあえずこれ読んで自分で調べてみて。』
と、何か『頭痛の種類と症状一覧』のような物が書いてある紙と、痛め止めを渡されるだけで帰された。
一応フランス語バージョンの説明も貰えたらしい。笑
そしてそれだけで$50。
Bさん(エジプト出身者)曰く⇒ 作業が遅い&治療を滅多にしない
エジプトと比べて医療レベルが低いと思う。
エジプトなら1日で終わっていた治療が、NZだと5日かかった。(ちなみに親戚?が日本に行ったときに同じ治療をして、日本も1日で終わったらしい。)
『治療』をしない。毎回何かを『処方』して終わり、そして$50。
薬ばかりだとむしろ健康に悪影響があると思うんだけど…
オークランドはまだ良いけど、ウェリントンにまともな医者は居ない。(マジかっ!!:Kazu 心の声)
Cさん(日本出身)曰く⇒ 実は医療費高い
いや、オークランドも酷いよ。
やっぱりひたすら痛め止めばっか渡されるし…
NZ来る前に日本では『NZは医療費無料!!』と言う宣伝をいろんな所で聞いてたけど、実際全然無料じゃないんだよねえ。
(上で何度か話に出ているように、例え簡単な症状であってもGPに見てもらうだけで$50近く取られる。一応国公立の病院であれば無料らしい。…が、数が少ない為順番待ちが多く、ものすごい待たされるとの事。私立病院は有料。)
Dさん(エジプト出身)曰く⇒ パナドールラブ
ある日調子が悪くてGPに見てもらったらとりあえず原因が良くわからず、パナドールを渡されて。
別の時にまた調子が悪くてGPに見てもらったらパナドールを渡されて。
また別の時に行ったら別の薬…だけどパナドールと同じようなタブレットを渡される。
そしてまた別の日にいったらパナドール…
結果、NZの医療 = タブレットだと思っている。(Bさん激しく共感)
Eさん(イギリス出身)曰く⇒ ごめんね
実はこのシステム、イギリスから来ているんだよね…(NZ自体が元イギリス領ですしね)
ただイギリスではGPの診察は無料なので問題は無いんだけど。
結論
色々酷い。
何と言う救われないトピック。笑
そんな具合だったのでみんな苦笑い状態で次のトピック進んでました。
うーむ、自分はそんなにGP行ったことないから良くわからなかったけど、そんな酷いんですかねぇ。
多分GPによって全然違うんじゃないかなあとは思いつつ。日本だって良い医者、ヤブ医者って居ますからね。
まぁこれだけ皆が不満を持っていて、しかも似たような意見を持っているってことは実際にそういう部分があるという事でしょう。
ただまぁ今回出てきた話ってあくまでGPの事で、病院まで行ったという話は出てませんでしたね。専門医となるとまた違うやも。…っても皆さん最初はやっぱりGPを通るわけで、そこが酷いってのは駄目だよね。。
と言うわけでNZの医療システムは正直発達しているとは言い難いので、NZ在住の皆さんはなるたけGP行く必要がなくなる様に、健康には日本に居る時以上に気を付けませう。
…て他人事じゃないんだけど。最近風邪ひきやすくなってる気ーするし。
気を付けます。