もう世界中にニュースが回っているみたいですが、NZの首相の Jacinda Ardern が妊娠した事が判明したようです。
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国のトップでありながら任期中に妊娠した人は世界で2人目…らしい
その国のトップである人物が任期中に妊娠したのはパキスタンのイスラム初の女性首相である Benazir Bhutto が1990年に子供を授かった時が最初で、これが2例目になるとの事です。(One News 情報)
妊娠が分かったのは首相になる数日前だったみたいなので、首相になってからの子供…と言う訳ではないようですけどね。
出産する頃には6週間ほどの産休を取るみたいですが、それ以外は今まで通りに仕事を続けるようです。
国のトップが6週間居なくなるって結構大変な事の様な気もしますが、副首相以下周りがすでにそれに向けてしっかり準備・サポートをすると言ってくれているようです。
…NZは前首相も『もっと家族の時間が欲しいから』という理由で辞任した位、全体として『仕事より家族』と言う感覚が強いと思います。(…前首相は実は他に黒い噂があってそれを理由で辞めたのでないかって話もあるにはありますが。笑)
要職に就いている人の妊娠に対する賛否はNZだと8:2ぐらいの印象?
あくまで上の記事に付いたNZの人のコメント位しか今の所判断材料ありませんが…。
女性はほぼ全部がポジティブなコメントを残しています。
ただ男性側にやっぱり
『大統領と言う大事な職に就いているのに子供に時間を取られるのはいかがなものか。任期の間は子供を作らないと言う事はできなかったのか』
と言ったコメントはいくらか見受けられます。
ただそういったコメントは賛同が少なく、やはり
『6週間産休取るぐらいで国が滅ぶわけない』
『周りがフォローするから大丈夫』
『働いている女性が妊娠する事の何が悪いのか理解できない』
と言ったコメントの方が賛同数は圧倒的に多いですね。
少なくとも大手ニュースサイトではどこも基本的にお祝いムード。
ニュージーランドは子育てにとても理解がある国
…だと思います。や、自分は子供持ったこと無いですけど、周りを見て居ての印象です。
バスには必ずベビーカー専用スペースがあるし、乗客も赤ちゃん連れの人が居たら積極的に席を譲ります。
赤ちゃんが泣き叫んでも文句言う人は今まで見たことありません…と言うかむしろ笑顔になる人が多い気がします。笑
小さい子供は国民全体で可愛がるような印象…
そもそもNZは産休だけでなく有給でも基本的に取るのが当たり前で、誰かが休んでいる時は他のメンバーでフォローするのが当然…と言う文化です。
それが大統領であれ、やはり副首相及び周りの政治家がフォローすれなら大丈夫、と言う感覚の人の方が多いようですね。
日本も女性の社会進出が重要とかその上出生率を上げる必要性もあるとか言うのであれば、
産休は取って当たり前 & 休みを取る人が居たら周りがサポートするのが当たり前 & そもそも1人休んだだけで全体が回らなくなるような仕事量を社員に与えていたらそれはマネジメントの破綻だ
…と言う感覚が社会に浸透しないと、いくら子育て支援とか言って中途半端なお金をバラまいても出生率上がるわけ無いですわな。
…でもこれだけ個人の時間が尊重されているNZでも出生率は下降気味なんですよねぇ。
(数年間2人前後でキープしていたのが、2016年に1.8ぐらいまで一気に下がったらしい。それでも日本よりは遥かに高いですが)
これはまぁ世界的な傾向と言うか、不況が大いに影響していると思いますが。
と、折角のおめでたい話なのにネガティブニュースは要らんですねストップ。
個人的には…
素晴らしい事やん、と思います。首相が母になるってある意味凄いNZらしいというか…
世界初の女性に参政権を与えたのもNZだし、ここは世界でも恐らくトップクラスの『男女平等』な国なんじゃないかなぁ、と思ふ。
…ここんとこNZのネガティブな部分を書いた記事が多かった気がするので、今回ばかりはひたすら褒めときます。笑
…これだけ子育てが云々とか書いておきながら、自分は子供欲しい願望はあまりn