相変わらず永住権関連の検索で飛んでくる人が多いので、このあたりの話はちゃんと最後まで書いておこうかと…
ただこの本申請後の動きは人によって(担当になったイミグレオフィサーによっても)違ってくる部分が多々あると思うので、あくまで自分の体験談…なので参考になるのかは謎です。
イミグレから本申請の書類を受け取ったとのメールが来る
本申請書類提出後、移民局から書類が届いた事をメールで届きます。
その後のプロセスがどれくらいかかるかは状況によりけりだけどなるたけ早くできるようにします、と言った感じのテンプレメールでしたね。
そして電話が来る
本申請開始したらどこかでイミグレから電話がかかって来る、と言う話を多方面から聞いてはいたんです。
電話上での英会話が大の苦手だったワタクシ(と言うか今でも苦手)、日々戦々恐々と過ごしておりました。
『電話での会話でヘマをして、英語力ヘッポコだと判断されて却下されないか?
いや IELTS は条件満たしているんだし、そんな事では切られない…か。
そもそも今までだって移民だと英語完璧じゃない人も沢山居たはずで、それでも通っている人が何人もいるわけだしそこはきっと大丈夫
いや IELTS の必要点が上がったって事はそもそも英語に対する評価が以前より厳しくなってるって事だから今までパスで来た英語レベルでもアウトになる可能性は有る…
いやきっと大丈夫』
みたいなことを悶々と考える日々。
むしろとっとと電話もらって楽になりたい、とか思いつつ…実際に書類提出後1カ月位経った頃に連絡が来ましたよね。
知り合い以外教えていないはずの電話番号に、見たことも聞いたこともない番号からかかってきて、しかもプルガチャでもなく受信音は鳴り続け…あーこれアレだ絶対取らなきゃいかん奴や。後回しに出来ん奴や。あぁ出たくない。
とか少し思いつつも、ある程度覚悟はしていたので出ますよね。で、やっぱり相手はイミグレで…
イミグレ『NZ Immigration の者ですが云々…』
自分(既に気持ち悪い汗がちょっと出つつ)『あぁ…はい。』
イミグレ『永住権申請の事について話がだばだばだば(聞き取れない)』
自分心の中『ああこれやべぇっすこの人若干アクセントに癖がある上に早口で半分くらい理解できないパターンっすちょっと電話じゃなくってFace to FaceかEメールとかもっとこう簡単な』
イミグレ『…今忙しいですか? だばだばだば 後日Eメールでも (⇐聞き取れた) だばだば』
自分『忙しいっす!!あと10分で仕事に戻らなければいけないんす!!!!なのでEメールでお願いします!!!!!(若干必死)』
と言う訳で最初の難関は乗り越えました。(と言うか逃げた。)
ちなみにこれ嘘ついたわけじゃなくて、実際に昼休み中にかかってきていて後10分で仕事戻らなきゃと言う状況でした。
ある意味運が良かった気がする…
ただコレ、誰でもEメールでOKなのかは分かりません。
イミグレ担当者次第かもしれないし、この時半分ぐらい聞き取れなかったにも関わらずコアの部分はうまいことちゃんと聞き取れていた為、電話での会話はパッと見ではスムーズに進行していたように見えていたと思います。(まぁこっち側からは Yes と 実際忙しいのでEメールでお願いします、ぐらいしか発言していませんが)それで電話面接は必要ないと判断されたのかもしれませぬ。
後は本申請時の書類がどれだけちゃんと揃ってるかによっても違うかもしれませんね。
メールでのやり取りに移行
その翌日に実際にメールが届きます。担当オフィサーは中国系の模様。(名前から判断)
メールの内容は、一部書類に不備があるので訂正してくれと言う話。
具体的には、
- 一部ドキュメントにサインがされていない
- Job Description が書かれている物が無い
- 専門学校の Certificate (卒業証明)が含まれていない
と言ったものでした。
1に関しては単純に改めて該当ドキュメントを印刷、サインを追加。
2は雇用契約書に書いてあると思っていて、実際おおまかには書かれてはいたのですが…
担当者曰く、もっと詳細が欲しいと。要は雇用契約書にあるのは『一般的な』ポジションの内容なので、あくまで自分個人が具体的にどういったことをやっているのかという詳細が欲しかったらしい。
この時、担当者が自分だけでなく会社のボスにもメールを送っていて、ボスの方にも自分の仕事内容を聞いている事を知っていました。
なのでボスと相談した後にボスの方から仕事内容詳細を描いたドキュメントを添付してメールするので、それで良いですか?と聞いたらOK。
3…自分が卒業証明だと思っていたものは、実はただの『授業を終えました証明(Completion Study Letter? とかそんな感じの物)』であって別物だったらしい。
そんじゃ卒業証明ってどれやねん?って探してみても見つからず。
…まぁ要は、単に学校からちゃんと受け取っていなかっただけでした。
学校に訪れて証書受け取って解決。
…改めて自分のメールのやり取りを見てみると、
担当オフィサーは比較的常識的な対応だったんですが、自分の方が地味に態度が悪かった気がしました。
…と言うのも、この当時確かものっ凄い忙しいときだったんですよ。たぶん勤めて居た期間で一番忙しかった時期。
そんなときに自分だけでなく、ボスの方にもやたらと長い質問状(自分のポジションに関する事、年収、昇給は最近あったか、仕事っぶりはどうか、性格はどうか、特筆すべきスキルはあるのか等々、応えづらい質問も色々)が送られていたわけです。
正直、『ちょっとやめて今ボスにそんなん送らないで』と思っていた節もあり…
自分のメールの中で『Job Descriptionとか雇用契約書に書いてなかったですか?具体的にどれくらい細かく書かにゃならんのですか?それって本当に必要なんですか?今はとにかく忙しいし、ボスもしばらくオーストラリアに居るしその辺りもご理解頂きたく云々』
と言う感じの事を書いていて、不満タラタラな部分が出ていました。
…今思えばおっそろしいことやってるな自分。
いやね、当時はほんと…ものっそい申し訳なかったんですよ、ボスに対して。そもそもあんな大量の質問メールが雇用者に送られて来るなんて思ってなかったし。(質問状はあるにしても、数問程度のありきたりな内容の物が来るんだろうと勝手に思っていた。)
このやったら忙しい時期に、超細かいJob Descriptionを書けってあなたそんなん別にええやん! おおまかに分かればええやん!!
今これ以上余分なタスク積まれたらボスが死んでまうわ!!!そしたら自分の首も飛ぶかもしれんわ!!!!それほんとやめて!!!!!(そっちが本音か)
と言うのがあってですね、ちょっと要求が細かすぎんでないかと思って多少ムキになってた気がします。
つくづく、心の余裕って大事ですね。。
要求された物を全部改めて提出
オークランドにある移民局の中のポストに、改めて集めたドキュメントを投函。
途中何度か『あなたのポストワークビザあと45日で切れまっせ』と言う警告メールが届きつつ、6月上旬…
無事レジデンスビザが下りたとのメールが届きました。(その後もワークビザが切れるよメールは届き続けると言う…全部無視しましたけど。)
本申請書類提出したのが3月中旬だったので、3ヶ月弱かかりましたね。書類に不備が無ければもっと早かったと思われます。
そして念願の…
撮ったどーー!!!!
だったわけですね。
…誤字のようで、誤字でない。
最初に書いたようにここまでのプロセスでイミグレ担当者や永住申請時の職業、あとは提出した書類の完成度等によってビザ取得前にどんなことが要求されるかは人によって違うと思います。
ただともかく何か不備があったとしてもそこで終わりと言う訳ではなく、要求されたものをちゃんと改めて用意して修正すべき点も修正すれば、ちゃんと貰えるものは貰えます。
…と言う体験談でした。