練習のしやすさとモチベーション

自分にとってこの二つはある程度関連性があると思う今日この頃。

練習場所の確保が難しいとやる気の維持も難しい?

津軽三味線の話です、はい。

最近ちょっとモチベーションの維持に苦戦しています。

オークランドに住んでいた時はフラットオーナー夫妻が日本人で和楽器にも自分にも理解があった為、へっぽこな音をガンガン鳴らして家の中で練習することができました。

ほぼ毎日仕事から帰ったら1時間は練習していたし、週末も余裕ある時は3時間とか…

ただそれが現在家の中での練習は厳しい為、週1、2程度近場の公園で1時間半位の練習しかしておりませぬ。
これから冬に入って外での練習が難しくなると更に練習量減る予感。

そういう状況になると技術的にも『現状維持』が精いっぱいで、なかなか新しい挑戦ができない ⇒ いまいち成長が感じられずモチベーションが上がらない

と言うあまりよろしくない状況になっとります。

(篠笛はどこでも練習できる為、何やかやほぼ毎日練習してます…笑 そう遠くないうちに 篠笛レベル > 津軽三味線レベル になってしまう予感…)

 

趣味を嫌いにはなりたくないが故…

一応ある程度音を小さくして練習する方法はあるんですが、自分はそれをやるとあまり楽しくないんですよね。思い切りベンベン叩きたいのです。

もしプロを目指しているとか、とにかく三味線の音を極めたい!!と言う強い思いがある人であれば、音出せなくても練習できる方法なんていくらでもあるかとは思います。
音を出さずに指の動かし方だけ練習するとか、忍びゴマ(消音効果がある)を使っての練習だとかね。

でも自分はただ趣味として弾くことを楽しみたいだけで、練習が『苦行』にまでなってしまうようであれば、それは自分としては頑張りすぎだと思うのです。…本気で練習している人からしたら甘い考えなんでしょうけどね。

『やりたい』じゃなくて『やらなきゃいけない』になってしまったらそれはもう趣味じゃない。

そして自分はそうなってしまった物は嫌いになる傾向がある事を自分で良く知っています。
(小さい頃習っていたエレクトーンも、先生が選曲も練習内容もかなり自由にさせてくれていた時は大好きだったけども、引っ越しして先生が変わってまさに『教室』と言う感じで習う曲が限られて、その上ここはああしなさい、こうしなさい…とあれこれ言われるようになってから嫌いになりました。)

自分は所詮音楽に関しては素人なんで偉そうな事は何も言えませんが、少なくとも自分の中で音楽はその名の通り『音』を『楽』しむものであって、聴いてくれる人がどんな形であれ楽しんでくれるようであればそれで良いと思っています。そして自分自身も楽しめるか、と言う事も重要だと思います。

もちろん自分自身上手くなりたい願望はあるから練習もするし、人前で演奏する機会があれば自分ができる限りの事はします。

ただ『完璧』である必要は無い、と言うか自分程度では完璧な演奏は無理だと思うし、ただ聴いてくれる人がある程度楽しめるレベルの物ができればそれで良いと思っています。仮に下手な演奏であっても。(きっちり練習しない言い訳だと捉えられてしまうかもしれませんが…笑 あくまで個人的なスタンスの話で、常に完璧を追い求める人は素直に凄いと思うし尊敬します。)

…ってか完璧な演奏を求める人はそもそもプロの演奏を聴きに行くでしょうし。

まぁ自分はこの程度の覚悟と言うか考えなんで、なかなか上達しないんだろうとは思う。。。

けどそれで自分は良いのです。楽しくやれたらそれで良い。

改めて感じる、演奏仲間の存在の大切さ

そんな感じで以前と比べると練習意欲が下がってはいるものの、それでもある程度の練習量が保てているのは仲間の存在…ですね。

これまでにもちょろっと書いたことはあると思いますが、友人に尺八吹きが居たりします。
そして数カ月以内に、2人で何か数曲コラボしてバスキングしてみるかーと言う話になってます。

演奏曲候補の一つ、リンゴ節。(と言うかすでに練習中)

面白い事にその友達はKiwiなんですが、彼が好きな曲は西洋アレンジされた曲ではなくこういう純・和風なものなんですよね。
三味線にしても篠笛にしてもどちらかと言うと西洋アレンジしたものの方がウケが良い事が多いNZにて、彼はかなりレアな存在だと思う…。笑
もちろん日本人ではない分日本の曲の独特のテンポや音程に少し苦戦している部分は見受けられますが、それでも上達はかなり早いと思う…今日1時間程度一緒に練習していただけでも大分合うようになってました。(てか自分自身も多少調整せにゃかん部分はあるんだけど。アレンジ苦手やなぁ…)

1人で黙々と練習するとなると何かしら自分で目標を作らないとモチベーション維持って難しいんですが、一緒に練習する人が居て且つ目標があると全然違ってきますやね。
考えてみれば飽きっぽい自分がオークランドでずっと三味線続けられたのも仲間が居たから、そしてちょいちょい目標があったからだと思います。

と言う訳でなんとかある程度の練習量は確保していますが、問題はその彼がウェリントンを離れた場合…ですね。(訳あってその可能性が結構あるのです。と言ってもまだ半年近く先の話だけど。)

そうなる前にある程度仲間探しはせんとな…と言う意味でもバスキングは和楽器に興味持ってくれそうな人を探す一つの方法になりえると思うので、何とかある程度聴かせられるレベルになるようぼちぼち練習頑張りやす。

…ただ数か月後、って真冬でないか。

技術鍛錬よりも、寒さ耐性を鍛える事の方が大事かもしれない。(ぇ

しかしまぁ…子供の頃は人前で演奏するとか絶っっっっ対嫌じゃ!!!!!

ってタイプだったのに、何やかやパブリックで演奏する機会がちょいちょいあったからか少しずつ度胸付いてきてるっぽいなぁ…。(オークランドの三味友には感謝、感謝です。)

まだ自分1人だけでバスキングする程の度胸はないですが、この調子で少しずつ慣れていって、いずれは1人でNZの色んな街をバスキングで旅費稼ぎながら周る…とか一度やってみたいですね。

何年後になるやらだけど。

関連記事(広告を含んでいます)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)